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「絵本&おてて絵本楽しみまショー」が開催されました
2月2日(土曜日)、新潟県出身の絵本作家サトシンさんによる「絵本&おてて絵本楽しみまショー」が市民会館で開催されました。
会場では、スクリーンに絵本が映し出され、サトシンさん本人による読み聞かせが行われました。サトシンさんの読み聞かせは音楽に合わせて進められるため、聴いている子どもも大人も、体でリズムを取ったり手拍子をしたりと、絵本を体感するような感覚で聴いていました。
また、両手の手のひらを絵本に見立ててストーリーを作るコミュニケーション遊び「おてて絵本」も行われ、2人が「おてて絵本」に挑戦しました。
自分で最初から最後までしっかりとストーリーを進められる子と、相の手を入れてもらい少しずつ進める子と違いはありましたが、どちらも自分なりの感性でしっかりとお話ししてくれました。
サトシンさんは、「おてて絵本」の発案者でもあります。
「おてて絵本」は、手の中に自分でストーリーを考え進めていく絵本で、子どもが思いついたストーリーを素直に表現していくところが魅力のひとつです。子どもたちは、最初からうまくいくストーリーより壁にぶつかってから成功する方が心に響くようで、自分が作る「おてて絵本」の中でも自然にそのようなストーリーになるようです。また、大人から相の手を入れてもらうことにより、喜びも増し、一層世界が広がっていくようでした。
講演会などで会場の子どもたちと一緒にストーリーを進めたり、披露してくれた子どもたちに『認定証』を渡したりと、普及活動にも力を入れられています。
「おてて絵本」は、子どものその時どきの感性で異なるため、録音や録画などで残すことで「世界にひとつだけの宝物」になるそうです。
終了後には絵本の即売会も行われ、中には売り切れとなったものもあるほど大人気でした。希望者にはサインもしてくださり、子どもたちは大喜びで会場を後にしていました。
サトシンさんの問いかけに答えながらストーリーは進みます | 「おてて絵本」しっかり披露してくれました |
「おてて絵本」恥ずかしがりながらも頑張ってお話ししてくれました | 絵本にサインをしてもらい、とても嬉しそうでした |