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図書館開館40周年記念シンポジウムが開催されました(3月10日)
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更新日:2019年3月11日更新
市民会館で、「図書館のここが知りたい!?」と題したシンポジウムが行われ、44人が参加しました。
まず、元新潟県立図書館長の安藤哲也さんから、「新潟県立図書館の改革」というテーマでお話しいただきました。
コンシェルジュやこども図書室、ライブラリーカフェなどを新設し、静かに本を読む「図書館」から、多様で個性的な「図書文化館・図書情報館」へ改革した結果、23万人だった年間利用者数が、4年後には倍の47万人になったと紹介してくださいました。
次に、新潟大学名誉教授で前新潟市立博物館長の小林昌二さんから、「知識基盤社会のパイオニアとして 地域社会の知識基盤をどう見いだすか」というテーマでお話しいただきました。
小林さんは、立地している地域の特色を生かし、地域社会に密着した企画や交流を大事にしてきたそうです。
最後に、郷土史家の福原国郎さんから、「新しい小千谷市立図書館建設への要望」というテーマでお話しいただきました。
小千谷市には設備の整った収蔵庫がないため、小千谷市にあるべき資料が市外へ流失していることや、小千谷市にあったはずの資料が時代の経過や災害などにより消失していることなどを挙げ、信頼できる保管・公開施設が必要であると訴えました。
来場者は熱心に耳を傾けていました | 安藤哲也さん |
小林昌二さん | 福原国郎さん |