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おぢや震災ミュージアム「そなえ館」開館5周年記念シンポジウムが行われました
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更新日:2016年10月25日更新
10月23日(日曜日)、中越大震災の日にあわせて、おぢや震災ミュージアム「そなえ館」の開館5周年記念シンポジウムが行われました。
「そなえ館」は、中越大震災から7年目の平成23年10月23日にオープンした施設で、地震の疑似体験と、地震発生から復興までの月日をたどることで「備える」ことの大切さを伝えていくための施設です。
シンポジウムは、「語り続けることの大切さ 今、熊本へ、中越から伝えることは」をテーマに行われ、震災経験地から次の被災地へ「支援できることは何か、伝えることは何か」について、考える場となりました。
基調講演を行った明治大学の中林一樹先生は、「復興とは一人ひとりが日常を取り戻し、持続する地域社会を取り戻すこと」とし、支援する側は復興のビジョンを押しつけるのではなく、被災者の気持ちや変化する支援のニーズに寄り添うことが重要、と話していました。
息の長い多様な支援が「縁」を生み、その地を訪れるリピーターを増やし、地域の持続的発展につながるという言葉に、会場に集まった人も大きくうなずいていました。
夕方からはそなえ館駐車場で追悼式典が行われ、おおぜいの人が参加しました。地震災害で犠牲になった方々を追悼し、献花などを行った後、追悼メッセージの読み上げに合わせて花火が打ち上げられました。
基調講演を行う中林先生 | パネルディスカッションが行われました |
献花台の前で思いを込めて手を合わせます | 追悼の花火が復興への祈りとともに打ち上げられました |
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