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縮布製造之真図(ちぢみせいぞうのしんず)
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更新日:2010年7月12日更新
三巻からなるこの絵巻は、明治18年(1885年)、三条の帰山雲涯(かえりやまうんがい)(良徹)(りょうてつ)文政13年(1830年)~明治36年(1903年)により作られたもので、小千谷縮布の製造工程を、明治初期の風俗・生活様式を中心に描いたものです。苧績み(おうみ)みの工程から多くの過程を経て製品となるまでを極めて詳細に記録しており、縮布製作の伝統技術を知る上においても重要な資料です。
文化財指定日 1973年12月28日
下の写真は絵巻の場面です。
1枚目は苧績み(おうみ)の場面です。苧績みは苧麻(ちょま)の皮を剥いだものを口と爪を使って細かく裂いて糸を作っていきます。
2枚目は撚り掛け(よりかけ)の場面。紡(つむ)いだ糸に撚りをかけています。小千谷縮独特のシボは、この撚り加減によってできます。
3枚目は絣(かすり)付けの場面です。右の男性は木羽定規(こばじょうぎ)を使って墨つけをしています。左側の女性は絣くびりといって、墨つけをした部分をしばっています。
4枚目はいざり機(ばた)を使った機織りの場面です。
苧績みの場面(部分)
撚り掛けの場面(部分)
絣付けの場面(部分)
いざり織りの場面(部分)
所在地 | 小千谷市城内1丁目8-25 小千谷市総合産業会館サンプラザ1階「織之座」 | 地図 |
アクセス | 関越自動車道小千谷インターから車で3分、上越線小千谷駅からバスで10分 |
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