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錦鯉絵型帳及び関連資料(にしきごいえがたちょうおよびかんれんしりょう)

印刷ページ表示 更新日:2014年12月22日更新

基本情報

名称:錦鯉絵型帳及び関連資料 8冊
作成年代:1914(大正3年)~1915(大正4年)
内容及び由来:1914(大正3年)に東京、上野で開催された大正博覧会の際、新潟県古志郡東山村、竹沢村両村などで特産の錦鯉を出品した際の資料など。江戸時代後期から始まる錦鯉飼養の歴史の中で、錦鯉の色合いや模様など、当時の様子が絵画で現存する最古の資料である。当時の東山村長、平澤彦三郎の名義で作成されている。

文化財指定日 2014年11月27日

鯉魚模様見取図中表紙鯉魚模様見取図の中表紙

大正時代の錦鯉の様子1大正時代の錦鯉の様子1

大正時代の錦鯉の様子2大正時代の錦鯉の様子2

大正時代の錦鯉の様子3大正時代の錦鯉の様子3

資料の内訳

錦鯉絵型帳及び関連資料
番号 名称 説明
1 鯉魚模様見取図

大正博覧会に出品された錦鯉の絵図。表紙には「牧野子爵閣下」と記載あり。
中表紙には皇太子殿下、鍋嶋公爵閣下、松平子爵閣下とあり、それぞれに献上されたもの。錦鯉の内訳は皇太子殿下に8尾、鍋嶋公爵に6尾、松平子爵に2尾の合計16尾が描かれている。

2 模様鯉魚見取図 大正博覧会に出品された錦鯉の絵図。
表紙には「牧野子爵閣下」と記載あり。錦鯉11尾が描かれている。
3 模様鯉魚略図帖 大正博覧会の翌年に作成されたもの。奥付には鍋島侯爵閣下とあり、博覧会翌年の大正4年5月8日の日付が入る。錦鯉11尾が描かれている。
4 大正博覧会出品鯉魚解説書 大正博覧会での錦鯉展示の際、会場に表示されていた文章をまとめたもの。
5 鯉魚沿革及説明書 二十村郷における錦鯉の発祥とその経過を詳細に記したもの。平澤彦三郎と間野専之助の連名で作成されている。参毛(大正三色)、丹頂、更紗(紅白)の3尾が描かれている。
6 大正博覧会での平澤彦三郎の金銭出納帳 平澤彦三郎が大正3年3月16日から5月12日の間、錦鯉出品の付添として東京へ赴いた際の金銭出納帳
7 子爵牧野忠篤宛ての下賜文 錦鯉の皇太子殿下への献納につき、受領した旨東宮大夫からの手紙 大正3年5月22日付
8 賞状 大正博覧会での銀牌受賞の賞状
大正3年7月10日付、東山村竹澤村鯉魚出品組合あて

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