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大平(おおだいら)遺跡
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更新日:2010年7月12日更新
この遺跡は、小千谷市の中心部より南西に約6.7キロメートル、信濃川左岸の標高約220メートルの段丘上にあり、縄文時代中期末(約4000年~4500年前)と推定される住居跡が見つかりました。
遺跡は昭和10年(1935年)頃に発見されました。その後、小千谷市教育委員会によって昭和31年(1956年)8月と昭和46年(1971年)9月の2回にわたり発掘調査が行われ、報告書が刊行されています。昭和46年の調査では、昭和31年に発見された第1号住居址(し)の西方約50メートルのところに9個の炉跡が発見されました。調査の結果、これらは縄文時代後期のものとされています。
なお、昭和32年には東京大学教授の藤島亥治郎氏の指導により、古代住居の復元が行われました。その後、管理等の関係で、山本山市民の家の敷地内に移転復元されましたが、老朽化のため平成19年(2007年)に取り壊されました。
文化財指定日 1972年4月1日
大平遺跡の全景
遺跡の直下には現在も湧水がでています
山本山にあった竪穴住居
大平遺跡出土の土器