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内ヶ巻(うちがまき)城跡

印刷ページ表示 更新日:2010年7月12日更新

内ヶ巻城は、飯山線内ヶ巻駅の南西約1キロメートル、標高247メートルの地点に主郭を持つ山城で、自然の断崖(だんがい)を利用して大規模な削平(さくへい)部や数条の空堀(からぼり)を有し、小千谷市内の山城では最大の規模を有しています。

信濃川と魚野川の合流点を見おろし、妻有(つまり)荘(中魚沼郡)と上田(うえだ)荘(南魚沼郡)への入り口を押さえる要害にあたります。築城年代は明らかではありませんが鎌倉時代の末期には築城されていたと伝えられ、本丸・二の丸・前城をそなえた大規模な城跡です。

ここには新田氏の一族、田中大炊介源義房という武士がいて、近辺二十ヶ所の村を領していたといわれています。田中氏は戦国末期まで同地方を支配していたと思われますが、それ以降については明らかではありません。 

文化財指定日 1972年4月1日

卯ノ木町内から見た内ヶ巻城全景の画像内ヶ巻城の全景。右の高所は高場山

内ヶ巻城本丸と二の丸間の堀切の画像本丸と二の丸の間の堀切

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