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「道の駅ちぢみの里」に関するアンケート結果について
ちぢみの里は、本年1月25日より源泉揚水管の変形と破損により揚水不良となり、水道水の沸かし湯により営業を行っています。
揚水不良の発生に伴い、機能回復のため2月に改修工事に着手しましたが、施工途中の段階で確実に機能を回復できる見込みが立たない状況となったことから、3月22日に工事を中止しました(※)。
こうした経緯から、現在の温泉井戸を使用することが不可能と判断し、同一敷地内に新たな井戸を掘削するための試算を行ったところ、2億円程度の経費が必要となることが判明しました。
ちぢみの里は、平成8年12月のオープンから27年が経過しており、建物を含めた施設全体を維持し続けるためには、設備の入れ替えなどで今後15年から20年間で数億円が必要になることが想定されます。
以上のことから、改修を前提としたアンケート調査の実施ではなく、今後も温泉または入浴施設として営業すべきか、あるいはこれまでとは違う用途で施設を活用していくべきか、施設の廃止も含め、今後の方向性を検討するためにアンケート調査を実施したものです。
【※参考】源泉井戸改修工事について
「ちぢみの里源泉井戸改修工事(契約工期:令和6年2月22日~3月29日)」を実施し、井戸内の堆積物の除去と浚渫、洗浄を実施しましたが、浚渫時に掘削機の刃内より岩石(直径6センチメートル程度)のような硬度の浚渫物が確認されました。この岩石については、正常な井戸の内部にあることが想定できないものであり、部分的に崩壊している可能性が考えられました。
これを受け、カメラや電導度による内部の状況調査を試みましたが、管内に常時湧水による土砂の巻き上げ等があるため、状況確認が困難な状況であり、工事のこれ以上の進捗が見込まれないと判断しました。
アンケートの実施方法
募集期間
令和6年5月2日~5月31日(30日間)
実施場所
市役所市民ホール、市役所分庁舎、片貝総合センター、東山・岩沢・川井の各住民センター、真人ふれあい交流館、市民会館、総合体育館、勤労青少年ホーム、あすえ~る、市民学習センター「楽集館」、道の駅ちぢみの里
提出方法
実施場所に備え付けの用紙またはインターネットによる回答
アンケート結果
アンケートにご協力いただきましてありがとうございました。
今後の予定
温泉もしくは沸かし湯による入浴施設での運営を望む回答が全体の半数を超えた一方で、温泉井戸の堀替えの必要性については、「必要」と「不要」が拮抗する結果となりました。
このアンケート調査結果をもって方向性を決定するには情報が不足していると考えており、今後、コンサルティング会社に分析(立地分析、市場調査、経済的影響分析、売上予測など)を委託するなど、さまざまな観点から多角的な検討を行わせていただきたいと考えています。なお、概ね年内に施設のあり方を決定する予定で進めていきたいと考えています。